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NQAコラム
ISO的思考でダイエット
2014.03.03 | テーマ:コラム
45歳を超えると人間ドックで毎年なにかしら引っかかる。3年前からウィンドサーフィンを始め、しっかり運動し出したにもかかわらず体重も腹囲も右肩上がり。「脂肪肝」も常連だ。
身長173.5cm 体重82.9kg BMI27.5 HDL144 腹囲92cm 
中年になったら誰でもメタボで腹も出るわい!と大して気にしていなかったが、中学からの友人T君が、頻繁にFacebookに載せる筋肉モリモリの裸体を見て悔しくなってきた。
ウィンドサーフィンのおかげで筋肉はついているのだが、腹が・・・。

以前からダイエットには取り組んでいた。
ビ○ーズブ○○キャンプもホテルの部屋でできるぞ!と始めたが、辛すぎてすぐ除隊した。
薬局で「ナ○○トール」を買ってきて3か月のんだが、何も変わらなかった。
スレ○○ー○ーンを腹に巻いて電気の力で腹筋を動かしてみた。これはちょっと効いた気もしたが通電させるためのパットのランニングコストが高い。

物に頼ってダイエットなんてできないということが分かった。やるからには、きっちり計画を立てなければ上手くいかないのだ。きっちり計画を立てて とくれば、ISOがあるじゃないか!

ISOの品質目標・環境目的目標を使ってダイエットをやって成功すれば、今一つ目標管理が上手くいっていない組織に、やり方次第で効果が出ることも実証できる。

さて、目標管理のキーワードは3つ
 ①    達成度が判定可能な目標を設定する
 ②    目標を達成するための実施計画(アクションプラン)を立てる
 ③    そして、目標と実施計画の両方の進捗を定期的にチェックする。

ダイエット目標。
目標を立てる時に重要なのが、現状を把握することと、なりたい姿(目標)のギャップを明確にすること。これが出来れば達成度が判定可能な目標設定は簡単。
■目標
目標 ①    現状のBMI27.5 これを1年以内に25以下
目標 ②    現状の体重83kg これを減量し75kg以下
目標 ③    現状超音波で脂肪肝・LDL144 これを次回人間ドックで所見なしにし、LDL119以下
目標 ④    現状腹筋見えず これを割れた腹筋を露出

さあ、ダイエット目標はできた。この目標を達成するためには何かやらなければ達成できるわけがない。何もしなければ何も変わらないのだ。そこで何を変えるのか明確にするために実施計画(アクションプラン)を立てる。

■実施計画(アクションプラン)
A:食生活
  1.    ビールは飲まずに蒸留酒のみにする(医療分野 渡邊審査員のアドバイス)
  2.    19時以降、炭水化物を摂取しない。19時以前も摂取量を減らし、常に「ライス少なめで」とオーダーする。
  3.    いかなる場合も「大盛り」をオーダーせず、1人前以上絶対に食べない。
B.運動
 1.    毎日腹筋を鍛える。スレ○○ー○ーンを使っても良い。使わない場合は、腹筋50回以上/日。
 2.    駅で、エスカレータやエレベータを使わず必ず階段を使う
 3.    風が弱くても、週1回はウィンドサーフィンをするか、汗をかく運動を行う。

2014年1月から目標と実施計画の進捗を監視するためのチェックリストを作成し、日々チェックをはじめたところ効果がでてきている。体重は既に75kg台に乗った。ウエストも6cmダウン。
割れた腹筋はまだ見えないけれども、筋肉のある場所はわかるようになってきた。





さすがISO。ダイエットにも効果出ています。

購買先評価ってやらないかんのか…? (その2)
2014.02.05 | テーマ:ISO 9001
前回は購買先評価の必要性や効果的な運用について、規格要求事項の面から述べました。
今回は、効果的な購買先評価が実施できているな!と感じた事例を紹介します。

病院の事例)
これは病院勤務とNQA審査員を兼業しているW氏が実施した購買先評価の事例です。
多くの病院は、寝具類(リネン等)の管理(洗濯など)を外部委託していますが、きちんと消毒できていないと患者や病院職員への感染リスクがあります。
そこで、W審査員は委託先へ訪問して、クリーニング業法等で定められた病院寝具の洗浄・消毒方法が守られているか監査に行ったそうです。すると、本来は消毒の為に80℃以上の湯に10分以上浸漬するところを、それ未満の温度で処理していることを発見したそうです。
他にも基準通りに実施していない項目を発見し、管理する能力不足とみて、「依頼するのをやめちゃった」と焼酎片手に語るのでした。

製造業の事例)
金属加工部品メーカーのA社は、自社の製造キャパを超える受注量に対して、一部の製品を外注先に加工依頼していました。検査についても、A社の品質管理部門のキャパを考慮して外注先で実施することにしていました。自社で作成しているQC工程表を渡して同じ作り方をすることを要求していました。
そして、A社の品質管理部門の方が、定期的にQC工程表通りに作業しているのか、外注先に監査をしていました。監査の内容を見せていただくと、
QC工程表で指定した設備で加工しているか?
QC工程表で指定した頻度で工程内検査を実施しているか?
検査に用いる測定器は校正されているか?
加工前・後は容器を分けて保管できているか?
最新版の図面を使用しているか?
検査はA社が認定した検査員だけが実施しているか?
など

品質管理部門の方は言いました「うちで受注した製品だから、品質保証するためには定期的にチェックしないと心配ですわ」

「購買先評価を実施して良かった!」と心から思えないなら放置せずに見直すべきです。
無意味なこと又は無意味と思っていることを議論せずに続けることは有効性を改善せよ!という要求事項に不適合でではないですか。

購買先評価ってやらないかんのか…? (その1)
2014.01.28 | テーマ:ISO 9001
仕入先や外注先を、品質・納期・価格の視点でそれぞれ点数をつけて合計点が何点以上は取引継続、何点未満は注意する、何点未満は取引停止 という評価をしている事例を目にします。実務上どのように役立っているか、聞いてみると、、、
審査員:「これはどういう目的でやっているのですか?」
お客様:「ISOでやれって言われているからやっています」
審査員:「これをやることでどういう効果がありましたか?」
お客様:「効果?正直言うと、あまり効果があるとは思えないです」

ISO 9001は、購買製品や購買サービスの不具合からお客様に迷惑をかけることを防ぐために、購買活動における注意事項を大きく分けて3つ用意しています。

この3つをISO語から日本語に翻訳すると、

7.4.1:購買する製品やサービスが、きちんと要求通りになるようにしましょう。
その際、供給者(仕入先・外注先)や購買した製品やサービスの管理方法は、その後の影響に応じて決めればいいです。
やっておかないと後々問題が起こりそうな場合は、供給者(仕入先・外注先)が、皆さんの依頼した通りのことができるかどうか事前に調べておきましょう。
必要に応じて、再度調べましょう。調べた結果、問題が見つかれば、対応方法を考えて実施しましょう。(例えば、改善依頼をするとか、他の業者さんに切り替えるとか、内製化するとか…が考えられますね)

7.4.2:購買先に依頼する時は、購買先が誤解しないように内容を明確にして依頼しましょう。

a)  製品名やサービス内容を明確にするのは当然のこととして、必要ならばその製品の製造・管理方法方やサービスの提供・管理方法を指示したり、使用設備の指定をしたり、(QC)工程表や手順書を提出してもらって内容確認する等して、後から問題が起きないようにしましょう。
b)  必要ならば、その製品を製造する担当者やサービスを提供する人を指定しましょう。個人を指定しないまでも、資格や必要な能力を指定しましょう。
c)  必要ならば、ISO 9001の要求事項の中で関連する項目の実施を依頼しましょう。例えば、検査に使用する測定器は校正する、とか検査の記録を残してくとか、図面や仕様書はきちんと管理するとか…

7.4.3:購買製品やサービスが、依頼した通りか否か、必要な検査(チェック)をしましょう。
その検査(チェック)を皆さんでやらずに、供給者(仕入先や外注先)にやってもらうことにした場合は、その検査(チェック)方法や引渡しの方法を明確に伝えておきましょう。
(外注先からお客さまに直送する場合やみなさん自身で機器が無いから検査できないような場合もこれに該当しますね)

上記のように、購買製品や購買サービスの問題で、皆さん自身やお客様が困らないようにするための注意事項をISOは述べているのです。

購買先評価に関する要求事項購買先の品質・納期・価格の評価をせよ!なんてどこにも書かれていませんし、そもそもISOは、効果がないことを無理にやれとは言いません。ISOは、
「供給者(仕入先・外注先)の管理方法は、その後の影響に応じて決めればいいです。」
と前置きをしているので、「管理しない」から「厳しく管理する」までリスクに応じてやり方を考えれば、意味のないことをやらずに済むはず。

本当にやらなくてもいいのか?と尋ねられることがあります。
答えは、「意味が無いことはやらなくても良いです。購買品・購買先のリスクが低いならなおさらです。しかし、購買品・購買先のリスクが高いならやる必要があります。無意味と感じる場合はやり方が間違っているかもしれません。」

次回は、効果的な購買先評価が実施できているな!と感じた事例を紹介します。